【タイトルに満ちたDF！】屈強でひたむきなバルザーリのディフェンシブプレー

イタリア代表はアウェイで行われたロシア・ワールドカップのプレーオフ・ファーストレグでスウェーデンに0－1と敗戦。ホームで行われたセカンドレグでは勝利が絶対条件となったが、スコアレスドローに終わり、2戦合計0-1での予選敗退が決定した。

その試合後、バルザーリは「僕のフットボーラーとしての人生の中で最大級に失望している。イタリア代表でのプレーは特別なもの。唯一無二の感覚なんだ。国歌を聞いて鳥肌が立つし、サポーターと一体になれた気がする。このような形で代表を去ることを恥ずかしく思う。」と敗退を悔やんだ。

「（決勝でスぺインに敗れた）ユーロ2012でも涙が枯れたけど、今夜のこともすごく大きな打撃になるだろう。ジジ（ブッフォンの愛称）とデ・ロッシと共に2006年のワールドカップで頂点に立てたし、（ジョルジョ）キエッリーニとも沢山の時間を過ごしてきたことを誇りに思う。そして、4、5人のベテラン選手がチームを去ることになる。でもこれを良いサイクルにしていかなければ。強い意欲を持った若い選手に新たなスタートを託したい。」と同じくイタリア代表を引退するデ・ロッシのようにイタリア復権を新たな選手達に託した。

現在36歳のバルザーリは2004年11月にA代表デビューを果たし、これまで73試合に出場ている。ボヌッチやキエッリーニに比べると過小評価されている向きもあるが、その能力は折り紙付きであり、実際に所属するユベントスではセリエA6連覇など多くのタイトル制覇を経験している。

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