【個人TRメニュー】その5:アジリティーを加えたコントロール&パス

昨今、「状況判断がないトレーニングは無意味だ。」という指導者がいる。つまり、敵のいないトレーニングはする必要がないということだろうか。本当にそうか、サッカー界の偉人の言葉からこれを紐解いてみよう。
現役時代アヤックス、FCバルセロナなどで活躍し、現代サッカーの礎を築いた故ヨハン・クライフは次のように言っている。
「私が子供のころ毎週3〜4時間はアヤックスでトレーニングをした。しかし、毎日3~4時間ストリートでボールを蹴っていた。私は何からサッカーを学んだのだろうか?」
「我々は食べるためにナイフとフォークを使う。これは100年前に始まったことであり、100年後も変わらないだろう。このように変わらないこともあり、これはサッカーにも当てはまることである。基礎スキルを身につけることで、初めてその後成長を望むことができる。」
また、20年以上アーセナルを率いているアーセン・ヴェンゲルも個人スキルの重要性を説いている。
「14歳までに習得したテクニック&スキルは忘れることはない。逆にそれらがなければサッカー選手になることはできない。」
2人の言葉を聞いた後でも、状況判断のない(敵がいない)個人トレーニングは無意味だと言えるだろうか。
今回は世界中から集めた個人TRメニューを連載でご紹介していく。参考にしていただければ幸いである。
▼連載第5回目の動画メニュー
「アジリティーを加えたコントロール&パス」
Agility(アジリティ)を加え、動いた状態でプレーすることでより実践に近い状態でのトレーニングが可能になる。
▼必要な道具
・ボール
・マーカー
・ミニゴール(マーカー/壁などでも代用可)
・サーバー(チームメイト、コーチなど)
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