【ドウグラスの豪快ボレー弾で清水が勝利!】Jリーグ第18節:横浜F・マリノス対清水エスパルス戦のハイライト
2018年8月29日(水)に行われたJリーグ第18節:横浜F・マリノス対清水エスパルス戦のハイライト動画をピックアップ。
台風の影響で延期となっていたこの試合に挑むホーム横浜FMは現在勝点26の15位に位置。前節は連敗脱出を目指してヴィッセル神戸と対戦。新加入の久保建英が早速ゴールを決めるなど、抜群の存在感を発揮。歴代2位の若さで決めたJ1初ゴールなど2発を決めて、強豪の神戸を退けた。今節もその17歳・久保が先発入り。シャドーの位置に入り、2試合連続ゴールを目指す。さらに、アンジェ・ポステコグルー監督は、新システムとなる3バックを引き続き採用。チアゴ・マルチンス、ドゥシャン、畠中槙之輔の新加入トリプル3が最終ラインに入った。
対する清水は直近5試合で1分4敗と苦境から抜け出せないでいる。前節はオウンゴールで先制しながらも、その後2ゴールを許して北海道コンサドーレ札幌にホームで逆転負け。8月1日の第19節・サガン鳥栖戦(1-0)以来となる6試合ぶりの勝利を目指す。今節はその札幌戦から1人を変更。北川航也に代わって前線にクリスランが3試合ぶりの先発入りを果たし、ドウグラスと初めて2トップを組んだ。
試合は開始2分にいきなり動いた。横浜FMはCKのチャンスを得るとキッカーは左利きの天野純。正確なボールを上げるとニアに走り込んでいたドゥシャンがヘッド。ボールはクリスランに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
6分にも横浜FMに決定機。大津祐樹が右からアーリークロスを上げると、ウーゴ・ヴィエイラが相手のミスを突いて右足を振り抜く。枠を捉えたものの、これはGK六反勇治のセーブに遭ってしまった。ウーゴ・ヴィエイラは8分にも決定機を迎えたが、ゴールにつなぐことはできなかった。
序盤から押される展開の清水は17分にアクシデントが襲う。クリスランがスパイクを脱いでピッチ上に倒れてしまう。結局そのままピッチを後にし、北川航也との交代を余儀なくされた。19分には清水が、ドリブルで持ち込んだ石毛秀樹に決定機が訪れたが、シュートはGK飯倉大樹に難なく処理されてしまう。
しかし27分、石毛が左サイドを走り出した松原后にスルーパスを送ると、松原はマイナス方向にグラウンダーのクロスを供給。これに金子翔太がダイレクトで合わせて清水が同点に追いついた。結局前半はそのまま1-1で終了した。
後半開始早々に流れをグッと寄せたのはアウェイの清水だった。左CKから石毛がショートコーナーでスタートさせると、金子が右足でクロスを供給。ファーに走り込んでいたドウグラスが胸トラップから豪快なジャンピングボレーを沈めて清水が逆転に成功した。
追いかける展開となった横浜FMは、56分に久保を下げて仲川輝人を投入。久保はドリブルで切れ込んだり、前半にスルーパスを通すなど、積極的に前への姿勢を貫いたが2試合連続ゴールとはならなかった。
スピード溢れる仲川を投入して押せ押せムードに入りかけていた横浜FMだが66分、ドゥシャンがドウグラスを後ろから倒してしまいこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となってしまう。
1人少なくなった横浜FMは、その後清水に押し込まれる展開が続く。67分にファン・ソッコのヘディングシュート、69分には北川が切り返してフィニッシュまで持ち込まれた。
アドンバンテージを得た清水は、最後まで1点のリードを守り切るしたたかな戦いを見せ、タイムアップ。試合は2-1でアウェイの清水が勝利。クラブと深く親交があった“ちびまる子ちゃん”の作者・さくらももこさんを悼んで喪章をつけて臨んだ一戦で、6試合ぶりの白星を手にした。一方の横浜FMは連勝ならず、順位も浮上できず、降格圏が直下にチラついている。
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