【名将サンパオリのTRメニュー】その6:DFラインからのビルドアップ
監督、コーチに最適な情報源となる名将ホルヘ・サンパオリ(セビージャ&元チリ代表監督)のトレーニングメニューをご紹介する。
現セビージャ(スペイン)監督のサンパオリは選手を志すも、大怪我により指導者としての道を歩み始める。そして、2011年からウニベルシダ・デ・チレのヘッドコーチに就任すると3度のリーグタイトルとコパ・スダアメリカーナのタイトルを獲得。この成功が評価され、2013年にはチリ代表監督に就任し、2015年には決勝でアルゼンチンを破り、チリ史上初のコパ・アメリカ制覇を成し遂げている。そして、翌年のコパ・アメリカ100周年記念大会でも決勝でアルゼンチンを再び破り連覇を達成するチームの礎を築いた。
マルセロ・ビエルサ監督に似た攻撃的な戦術を採用する監督として知られ、チリ代表監督時代には前線からハイプレスをかけ、高い位置でボールを奪い、ダイレクトにゴールへとつなげる戦い方で成功を収めている。リターンが大きい反面、DFラインの背後を一本のパスで突かれるリスクもある。しかし、選手たちに強力にして執拗なまでのフォアチェック(FWのプレス)と攻から守への素早い切り替えを課し、妥協を許さず、球際に強く、あたりも激しく、相手選手をフリーにさせずボールを奪取するることでプレスが浅いDFラインの背後を突かれるリスクを最小化している。
この戦術のキーワードは「徹底したハードワーク」であり、一人の選手も気を抜くことはできない。そして、ハードワークの結果、コパ・アメリカではメッシ、アグエロなど擁するアルゼンチン撃破し、ブラジル・ワールドカップではポゼッションサッカーの王様スペイン相手に2-0と完封勝利をおさめている。また、セビージャでは1月15日に銀河系軍団レアル・マドリード相手にリーグ戦で勝利を収め、彼らの連続無敗記録を40で止めている。
そんな攻撃的スタイルの名将サンパオリのトレーニングメニューをピックアップ(連載)。どれも動画を見れば説明が必要がないほどシンプルで地味なトレーニングに見えるかもしれないが、サンチェスやビダルなど世界屈指の一流選手にこれを「徹底」させる勇気と芯の強さは並ではない。
連載第6回目の動画テーマは「DFラインからのビルドアップ」
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