【恒例行事】デュッセルドルフ日本人学校2年生がESPRITアリーナに潜入!
フォルトゥナ・デュッセルドルフは10年前より恒例となっているデュッセルドルフ日本人学校の2年生を対象としたESPRITアリーナ見学会を実施した。快晴に恵まれた当日は、11月のドイツの寒さを忘れるくらい熱気を帯びた子供達が、練習前の選手たちをお出迎え。今シーズンからフォルトゥナで活躍する宇佐美貴史選手らとハイタッチをし、誰もがその瞬間を楽しんだ。
その後は54600人を収容するESPRITアリーナの最上階からの眺めを確認したり、普段入ることのないVIPラウンジの仕組みや、クッション付きの特別シートの感触を楽しんだ。そしてピッチサイドに降り立った子供達は、選手らが座るベンチにヒーターが入ることに驚き、記者会見場の仕組みを勉強した後は、最後は選手しか入ることの許されないロッカールームを見学。そしてそこで持参したランチボックスを広げてピクニックをするという特別な体験をした。
お父さんもお母さんも知らない世界を見た子供達は、見学会の途中もメモ帳を片手に興味を持った話をメモするなど、スタッフの話にも真剣に耳を傾けていた。特筆すべきは、集合写真を撮るときに上着を脱いだ子供達のほとんどがフォルトゥナのユニフォームを着ていることだ。しかも、今シーズンのものだけでなく、様々なシーズンのユニフォームが見て取れる。きっと兄弟から受けついたものなのだろう。これはまさに、ホームタウン活動の継続性の大切さを表していると言えるのではないだろうか。
この見学会に向けては、これよりも1ヶ月前にフォルトゥナスタッフが事前授業を実施し、しっかりと準備をしてきたが、やはり実物の大きさと、普段立ち入れない世界は、大きなインパクトとなったであろう。子供達は事前授業の後に、宿題として選手たちの似顔絵を描いたが、これはのちに選手らに届けられ、それぞれの選手のサインが加えられ、見学会の最後に子供達に返却されることとなった。この、自分と選手の世界に1つだけの共同作品は、彼らの一生の思い出をさらに色濃いものにしてくれたに違いない
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